ビジネスを行う上で事業コンセプトの確立は欠かすことはできない。
「横浜オレンジロード」の事業展開を見ていると改めてそう認識させられる。「顧客満足度の向上」をうたう企業は多いが、アフターサービスの充実やMTBチームによる顧客同士のコミュニティ形成(顧客の組織化)など、ここまで明確なメニューを打ち出しているお店はそう多くはないだろう。その結果、お客様からの信頼を得た長いお付き合いが可能となるわけだが、ひたすらな市場シェアの拡大が困難な現在、1人の顧客との継続的な関係を築く、いわゆる顧客内シェア拡大を志向する手法は経営戦略上でも注目されている。
また、
「横浜オレンジロード」のネットの有効活用にも目を見張るものがある。売るための仕組み作り、マーケティングにはPrice(価格)、Product(商品)、Place(立地・流通)、 Promotion(販売促進)の4Pの活用が必要となるが、必ずしも各々が最良でなければいけないわけではない。当社の場合、一般の小売店向けではない立地でも、ネットによるプロモーションがそれを補ってあまりある効果を発揮している。要は4Pの組み合わせによる全体最適にこそ求めるべき点があるという良いお手本である。
そうは言っても、杉浦さんが経営戦略の概念先行でさまざまな取り組みを行ってきたかというとそうではない。顧客の視点に立って「こんな仕組みがあればいいのに」を徹底して実践してきた結果、後からついてきたものだろう。
今日も世界に1台のMTB作りに向け、ネットで、お店で、杉浦店長とお客様との会話が行われていることだろう。